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閑話 болтовня : 気づき(Awareness)
Здравствуйте!(ズドラストビィーチェ=こんにちは!)

ちょっと一息。

このコーナー、振り返ると似たようなことを何度か書いていてすみません(T T)
今回もまたかぶっている部分があるかもしれませんが…


昨年のブラッドセミナーでテーマの1つに上がった「気づき」。
ちょっと話は違いますが、皆さん、日常生活で「あ。」と気づくこと、気になること、どれくらいあるでしょうか?


(あ、あの人髪切ったんだ)
(機嫌わる…)
(ん?変な音がする…どこからだろう)

そして、そのことを元に行動に気をつけようと思ったことは、あるでしょうか。
布団に入る頃1日を振り返ろうにも、(今日も1日が終わった)とぐったりして思い、あっという間に明日が来てしまうことも多いと思いつつ(T T)

どんな類を「気づき」といっているのかというと、「自分が違和感を感じたこと」です。

私は1人で車に乗るようになって1年半ほど経ちますが、最近になって信号で停まっている時や走っている最中、前の車について気づくことが多くなりました。

(妙に左に寄って走ってるなぁ)
(真ん中ばっかり見てる。ナビかテレビを見てるのかな…道を探してるのか、気になる番組なのかな)

といった具合です。
勝手な印象ですが(笑)ナビかテレビを見ている車は、大体フラフラして速度が遅いです。

人通りが多い場所を歩かなくなった代わりに、車通りが多い場所を沢山走るようになり、初めは、車の中の人の行動や考えていることなんて絶対わからないと思っていました。車線変更や右折、歩行者や自転車への注意に馴れず、それどころではなかったので。今、慣れてきて感覚が変わってきたのか、「車」の動きや外観には、「人」がそのまま歩いているかそれ以上のいろいろな情報が詰まっていると感じるようになりました。

自分も運転がうまい方ではないので、「危険なヤツだ!」と思われているでしょうし、他のドライバーを批判するために書いているわけではないので、その点は悪しからず。

例えば、ガンガン飛ばし、乱暴に車線を変えて割り込んでくるような車の場合、車体の後ろ部分を見ると、凹んでいたり、傷がついていたりすることがあります。また、安全に走行している車でも、ご本人は悪くないのに巻き込まれてしまったのか、やはり凹んでいたりする車を見かけます。そうした時、「気をつけよう」と思うようになりました(ちなみに私の車にも後ろに小さな傷があります泣)。
どこで何が起きたのかわかりませんし、運転されている方は過失0かもしれません。
が、自分にも起きるかもしれない「1つの注意」として見かけたら気をつけるようにしています。

交差点や歩道の狭い道、路側帯しかないような道を通る時は、自転車も気になります。
ふらふらしないでちゃんと走っているか、突然車道を横断し始めたりしないか。そうした目で見ていると、「おや」と思う行動をしている人を見かけることも稀にありますが、視界から消え、無事家に着く頃には忘れてしまいます。

が。

それを「自宅の近く」で見かけたら、どうでしょうか。

自分が車に乗っているか、歩いて買い物に行こうとしているか場面は問わず、おそらく記憶に残るのではないでしょうか。
(何をしているんだろう)(どこへ行くのだろう)と。
動物として巣を守ろうという自衛本能かもしれません。

京都で起きた放火事件では、事前に近所の人々の目撃情報がありました。公園や道で、犯人らしき人物の行動を見かけた人が多数いたのです。しかし、それがこんな大惨事に直結することを、誰が気づいたか。
私は、これには限界があるのではとも思います。

警察など犯罪対策のプロでも、その人を見かけたとして、周辺をよくパトロールなり監視でもしていない限り、その人間の「違和感」には気づけないかもしれません。自分の地元周辺で仕事をしているとも限りませんし、そういう格好をしている人が多くいる場所もあるでしょうから。
また、今回のようにガソリンを持ち歩いていたことを、危険物処理のプロ以外が見て理解できるかといえば、それも微妙です。沢山の荷物を荷台に積んで歩いている人は以前の職場の近くにもいましたが、そういう人が多い場所で見慣れた光景だったので、何ら不審に思うことはなかったからです。
何かしらの予告や人の情報が入って初めて、何か起きるかもしれない、と備えることはありました。ただ、そんな情報が入っても、反応は個人差がありました。

長く職場にいる人ほど、「騒ぎはあっても結局何も起きない」と感じているなと思ったこともあります。それは、経験がモノをいう側面もあるので、日の浅い人間が「その考え間違ってますよ!」というものでもなく、私はたまたまシステマをやっていたので、いつ何が起きてもおかしくないと、机の上や窓口の何で身を守れるか、自分の近くの通路からどう動くかなどをよく考えていました(もちろん、仕事もしてました!)。

子どもが通り魔的な犯罪に巻き込まれた事件でも、後になって、その一帯で危険な人物が目撃されているから気をつけるよう注意喚起されていたと報道されることがあります。そのたびに、ああ、わかっていたのに…と思わずにいられませんが、どこか「うちは大丈夫だろう」と思い込んでいたり、親が忙しかったり、まさか自分が、自分の家族が巻き込まれるなんて思わなかったのだと思います。そういったことへの危機感には個人差があることを肌で感じているので、「備えて!!」といくらいっても、難しいのでしょうが…。しかし、天気予報じゃありませんが、「警報」に近いものが出たら、さすがに警戒した方がよいでしょう。


あとは、やはり「小さな気づき」かなと思います。

自分が日中に、「あれ。」と思ったこと。

家族が何気なく「今日こんなことがあったんだ」と口にしたこと。

それはどんなことだったか。
体調に関することか、通勤・通学中の話か、職場や学校での話か、この近くでの話か。

「あれ、珍しい、そんな話をするなんて」

そう思ったら、それ自体が何かのサインだと思います。
自分の中の「気づき」が発動しているので。


車の話に戻りますが、気づきは自分の車にもいえることでした。
わずかな異音がしたり、時々サインランプが点灯したり、車に詳しくないのでつい見逃しがちなのですが、何度か修理が必要な事態が起きてからは、ちょっとした音も気になったら池岡に相談するようになりました。伝えても、「え?聞こえないけど」となるので、「いや、このタイミングでしか聞こえないからよく聞いて」とギアや速度を変えたりして確認してもらいます。
その結果、交換が必要なセンサー故障が原因だったこともありました。
車いじりができない身としては、走行中に何か起きたら命取りなので、そういうところから気をつけるようにしています。


自分の身体の声も含め、ルーティーン化している日々の生活の中で、

自分が何に気づいているか。

時々、思い出してみてもよいかもしれません。





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#システマ #福山市 #護身術 #ロシア武術 #健康 #Systema #Система

[ 2019/07/24 16:24 ]

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閑話 болтовня : ガマンしないでエスケープ
Здравствуйте!(ズドラストビィーチェ=こんにちは!)

ちょっと一息。

ちょうど6年前の晩、システマを始めて助かった、と思った出来事がありました。
システマを始める前、よくも悪くも「何事も我慢」という考え方だった頑固者の私は、通勤・帰宅の電車がどんなに混んでいようと不快であろうと、終電だったら意地でも逃すまい、と同じ車両で嫌なことがあったりしても、車両を変えたり降りることなく必死で堪えていました。

通勤で使っていた路線はケンカが多いことで有名になったこともあり、朝も晩も怒号が飛び交っていたこともありますが、システマを始める前は(危ないなあ…)と思いながらその場で身を小さくしていました。
今思えば、こんな危険なことはありません。すぐにでも車両を変えるべきでした(こっそりと)。

ケンカのようなトラブルより汚い話題で恐縮ですが、システマを始めてよかったと痛感した出来事。
Facebookに掲載した当時の記事をご紹介します。


* * *

良い話じゃない。

システマを始めた頃、北川先生の話の中で、特に電車内でのことが印象的だった。
まだ遠距離通勤・満員電車だった頃で、何かと不快指数が高かったから。

当時は、イヤだなぁと思っても車両も立ち位置も変えずに我慢していた。
今思えば、おかしなことだ。でも多分恐怖もあって縛られたように動けなかった。

そんな2年前のある晩、偶然今日と同じ人と食事をして帰る車内で、人生最悪No.3に入る体験をした。

終電のギュウギュウ詰めの車内で、真後ろに立っていた人が、途中駅でドアが開いた瞬間、立ったまま吐いたのだ。

私の手前にも何人かいて、辺りは悲鳴と怒号で騒然となった。その駅には1分も停車していただろうか。私は体半分とバッグにひっかけられ、犯人が甲高い声で叫んでいる女性にしょっぴかれて降りた後も、終電のため降りられず、必死にアルコールティッシュで拭き続けながら悪臭と非難の眼差しにさらされて乗り続けた。
クリーニング代はおろか、タクシー代も見込めそうにない犯人の様子に、載り続けることを選択したのだ。途中、状況を見ていたのか、降り際にアルコールティッシュを差し出してくれた紳士に涙が出そうになったりしつつ。

あの時、私は、ぎゅうぎゅうドアに押し付けられるのをこらえるのに精一杯で「後ろの人間の異常な様子」に気がつかなかった。

「少しでもイヤだなと思ったらその道を避ける。車両も変える」という先生の話を聴いてから、当たっているかどうか解らないまま、迷わず車両や道を変えるようになった。

そして今日。

久しぶりにかなり混んだ深夜の電車に乗らねばならず、疲れもあってかモノ凄く嫌な感じがしていた。
連日クタクタで頭が働かず、電車に乗る場所を決めようとウロウロしても決まらない。
どこをみても嫌な感じがする。

仕方なく乗ってからも嫌で仕方なかったが、次々乗って来るしどこも混んでるしと諦めて乗ってしまった。

微妙に身動きできない混み具合の中、しばらくすると私の頭上の吊革に掴まりながら居眠りしている私より少し小柄な女性が、私の背中に頭突きを始めた。

(もー!)

降りる駅が近づいてきたが、我慢できなくなって無理にでも離れたくなり、隙間をみつけて女性の前から1歩横にずれ、更に後ろが空いていたので2・3歩下がった。

結構離れたか…と思った瞬間、なんと女性はその場で吐いた。

周囲は悲鳴と息をのむのとで凍りつく。
さっきまで私の前に立っていた人は直撃。
突然の出来事に誰も動けず、助けようにも近寄りがたく電車は走り続けて密室のまま。

よくみたらバッグと靴にわずかに飛んでいたが、直撃より全然マシだと心拍数があがる。

なんということだ。
もしあのまま、我慢して立っていたら。女性を背中にしたままだったら。
ただの居眠りだと思ったのに…

駅に着き、我に返って汚れを落としていたらその女性が1人で顔を拭いていた。
自身も相当汚れてるけど、もっとひどかった人もいた。
この手の被害に遭うのは本当に本当に悲惨だ。犯人は大概謝りもせず、うやむやになってしまうから。

なのになぜか今日は怒りが沸いてこなかった。

ひっかぶった被害者が、その後も携帯ゲームを手放さず、激しい怒りも示さず降りていったからだろうか。

悩んだ末に、持っていた汗拭きシートの余りを彼女に渡して駅を去った。

ギリギリだったけど…最悪の事態を避けられたのはシステマ効果(@_@)??

* * *


この話、北川さんが香港でコンスタンチン・コマロフに話したところ、バカ受けだったとか(笑)
いつか直接会って話したいところです…私の最善の護身だと…。

古武術仲間には、「同じ車両に乗っていた時点でアウトでしょ」と冷たく言われましたが、究めていくとそういうことになるかもしれません(笑)

システマ仲間には、病気など3度死に目にあわれたという方で、「2度赤信号につかまったら、何かあるな、と考える」という人もいました。

1回目の事件後、しばらくしてシステマを始めたのですが、北川さんの話を聞いてからは、どんなに深夜で、酔った人のいない車両なんてなさそうな状況下でも、自分が「これならOK」と思う車両が見つかるまで、探すようになりました。
これ、意外とあるんです。昼間のように静かで、穏やかな車両がありました。
もし同じような状況にある方がいたら、ぜひやってみてください。
見つからなかったら、乗らないという決断も一つだと思います。

そもそも、終電間際に乗らないで済むように切り上げて帰るとか、電車に乗らなくて済む所に住む、タクシーに乗るとか、手段はいろいろありますが、電車通勤しかできない状況だったのでギリギリ慎重に選択することで危険をしのいでいました

今、福山に住んで2年近く、車生活となってからは、「満員電車」で頑張るなんて想像するだけでツラいですが、この手の「突然トラブル」は、実は電車に限ったことではないんですよね。飲み屋でもどこでも、ふとした瞬間に巻き込まれる可能性があります。
災害時の避難所、近所で何かあった時、交通事故の現場など…本当にどこで何があるかわかりません。
自分の体調管理なんかも含め。

なので、日頃から「自分の勘を感じる」努力、してみてはいかがでしょうか。
何も考えずに車に乗り込んで出勤、ではなく、近隣の様子、車の様子、道の状態などを見ながら。

「勘ってなんだかよくわからない」という場合は、「嫌な感じ」とか、「いつもと雰囲気が違う」とかでもいいでしょう。
身近な人の変化(あ、なんか今日カワイイな!とか)を感じるのと同じように、場の雰囲気を感じることができたら、降ってわいたようなトラブルから身を守ることにつながるかもしれません。





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[ 2019/06/24 13:34 ]

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閑話 болтовня : 逃げる
Здравствуйте!(ズドラストビィーチェ=こんにちは!)

ちょっと一息。

トロント本部やシアトルで長くトレーニングをされていたインストラクターの藏岡さんが、金沢で活動を開始され、ブログも発信されています。このシステマ金沢のブログ、重要なことがすっきり読める長さ書かれており、とても参考になります。
まだご覧になられていない方は、ぜひ一度、ご覧になられてはいかがでしょうか。


システマ金沢 ブログはこちら⇒https://ameblo.jp/harimau-kanazawa/


さて、藏岡さんの記事の中で、「Against a Blade 和訳前編」「Against a Blade 和訳後編」という記事がありました。

この記事は、トロント本部チーフインストラクターのヴラディミア・ヴァシリエフが、雑誌のインタビューに答えた内容で、その和訳を藏岡さんがしてくださったものです。

テーマは、「AGAINST A BLADE ARE YOU SURE YOU CAN RUN AWAY(刃物に対して、あなたは本当に走って逃げられると思いますか」。

日本で連日起こる予期せぬ交通事故もさることながら、刃物による無差別殺人事件が起こったばかりでしたので、ブラッドがどのような回答をしたのか、とても興味深く読みました。

詳細はシステマ金沢のブログをご覧いただければと思いますが、記事の中に、システマのキャンプで行う、「走って逃げる」トレーニングのことに触れられていました。


これ、実際にトロントのキャンプで体験しました(写真1番手前の白ジャージが私、隣は池岡)。グループにブラッドが来てやってくださったのですが、まったく反応できていません…!

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写真は、トロント本部のfacebookで公開されているものを掲載させていただきました


この時、恐怖感はハンパなかったんです。

ブラッドの広い歩幅、勢い、何よりオーラ。

人生であんなに「怖い」「心底逃げたい」と思ったことは、今でもないくらい。
が、なんと写真でみると、まったく逃げられていません(爆)

ブラッドが笑っているようにみえますが、なんで誰も逃げないの?というところでしょうか。
走りを停めてくれているようにさえ見えます。この距離でこれでは全滅間違いなし。
記憶ではたちまち散り散りに逃げた気がしていたのですが、実際はてんでダメでしたね。


このキャンプの時、何種類かやったのですが、このワークは確か2通りやりました。

◆1人がスティックないしはナイフを持ち、残る5~6名は、数メートル距離をとって横1列に並んで立ちます。

①横並びの数名のうち、1人だけが武器を持っている人の方を向き、残る人達は背を向けた状態で立ちます。
その武器を持っている人が見えている1人の合図で皆が逃げる、というワーク。

②もう1つは、「ナイフを持った人が叫びながら突進してくる」のに対し、とにかく逃げる、というものです。

※武器を持っている人は、「数名のうち1人に狙いを定めておく」というルールがあったように思います。


この写真の前に、交代して何度も繰り返していたので、気分は相当ハイになっていました。

が、判断役の反応が遅かったのか、ブラッドの移動速度が異常に早かったのか、横並びの列に鬼気迫っています。
ブラッドが目に視界に入った時には、もう何もかもが恐ろしく、例えば自分が自転車や車を運転していて危うくぶつかりそうになった時の「ヒヤリ」とはまったく別物の、生きた「死の恐怖」が迫っている感覚をまざまざと味わいました。
怖すぎて、叫んで逃げながら笑いが止まらなかったことを覚えています。
どこまでも逃げたい」と思いました。

判断役がとかいっていないで、気配感じて逃げなよ、と思われるかもしれませんが、野外だったせいか、浮足立っていたせいか、まったく気が付かなかったんですよね。


帰国後、日本でシェアの機会をいただき、いくつかワークをした後にやってみました。
トレーニングは室内。

私が暴漢?役で、スティックを使って、「わあぁーーーー!」と叫びながら迫ったのですが、
その日が初体験という方もいらっしゃって、きょとんとして最後まで1、2歩しか動かない方もいました。
自分が大声を出しすぎたせいもあって、(この人頭おかしいんじゃ…)と思われたかも、と一瞬よぎりながら、持っていたスティックで逃げないでいる人達を突くべきか逡巡し、止めてしまったことを思い出します。

ケガのない範囲で「逃げないとこうなる」を伝えなければと思う反面、
(これはトレーニングだし、自分は大丈夫だろう)と思ってこっちを凝視しているのでは…とも思いました。確かに標的は1人に絞って狙いを定めるので、向かっていく先は1人ですが、標的の真隣、ないしは数歩近くにいるということは、自分に向かってくるようにも見えますし、私が小柄とはいえ、振り回せば刃物やスティックが届く範囲内なので、非常に危険です。
これは、攻める側をやってみればよくわかります。

子どもの頃、学校の避難訓練の時、先生にどんなに「真剣にやりなさい」といわれても、実際に火事は起きてないし、ちょっと恥ずかしくマジメになりきれなかった感覚を思い出しました。


登戸の事件では、犯人が声もなく斬りかかったため、気づくことができなかった、という証言もニュースで流れていました。
せめて奇声でもあげていれば反応もできたのに、と。


「逃げる」訓練なんてなかなか…と思いがちですが、子どもの頃は「鬼ごっこ」とか、結構リアルにやっていました。
最近の子はやらないのかなあ。

命が助かる「逃げ方」のトレーニング、システマにはヒントが溢れていそうです。
ブラッドのインタビューをもう一度読んで、考えてみたいと思います。






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[ 2019/06/10 18:24 ]

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閑話 болтовня : 過去の記事一覧
Здравствуйте!(ズドラストビィーチェ=こんにちは!)

ちょっと一息。

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過去の記事を一部、一覧化しました。
それぞれクリックすると新たにぺージが開くようになっています。
既に1年以上経過し、かつブログを始めたばかりの頃、慣れなくて統一感もなく申し訳ありません…


★:・* Moscowでのトレーニング日記
・Moscow 第2回 ザイコフスキークラス(1、2)
・Moscow 第3回 大サーシャクラス(1)
・Moscow 第6回 ザイコクラス(3)
・Moscow 第7回 ザイコクラス(4)
・Moscow 第8回 ザイコクラス(5)
・Moscow 第9回 アルチョームクラス(1、2)
・Moscow 第11回 レフクラス(1)
・Moscow 第12回 キッズクラス(1)
・Moscow 第14回 ザイコクラス(9、10、11)
・Moscow 第16回 ザイコクラス(12)と大サーシャクラス(2)
・Moscow 第18回 クラス代/ザイコクラス(13)
・Moscow 第22回 ザイコクラス(14)/レフクラス(2)
・Moscow 第24回 ザイコクラス(15)/コンディション管理
・Moscow 第25回 ザイコクラス(16)/マッサージ待ちの客
・Moscow 第26回 ザイコクラス(17)
・Moscow 第28回 ザイコクラス(18・19)
・Moscow 第30回 鬼ごっこ
・Moscow 第32回 シュール・トレーニング/表現
・Moscow 第34回 週末セミナー
・Moscow 第36回 キッズクラス(2)
・Moscow 第39回 特別なクラス
・Moscow 第41回 ザイコフスキークラス / Mr.トレーニングの教え
・Moscow 第44回 キッズクラス
・Moscow 第45回 トレーニング追加
・Moscow 第46回 トレーニング追加(2)
・Moscow 第49回 トレーニング追加(3)
・Moscow 第51回 11月の週末セミナー
・Moscow 第53回 スパー/これこれ/詩集のプレゼント


★:・* ロシア語関係ほか
・Moscow 第10回 Systemaで使われるロシア語
・閑話 болтовня : ロシア語の挨拶とワークで聞きそうな単語
・Moscow 第4回 語学学校へ(1)
・Moscow 第13回 モスクワ動物園へ
・Moscow 第15回 語学の壁
・Moscow 第17回 町の人々の服装/超える壁/美味しい白身魚のフライ
・Moscow 第19回 教会/日本料理屋/地下鉄
・Moscow 第35回 遅めのランチ(1)
・Moscow 第37回 おいしすぎるラーメン屋
・Moscow 第38回 アルバート通り/ついにボルシチ登場
・Moscow 第43回 ちょっとした情報
・Moscow 第50回 オペラ鑑賞
・Moscow 第52回 バレエ鑑賞(1)

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★:・* Torontoセミナー関連
・「Parameters of Power. Toronto August 2017」に参加しました


★:・* Amsterdamセミナー「Work in Limited Space」関連
ミカエルセミナーin Amsterdamへ行ってきます(9/30~10/1)
・Amsterdam 第1回 到着!!スキポール空港
・Amsterdam 第2回 街の観光/マッサージ①
・Amsterdam 第3回 マッサージ②
・Amsterdam 第4回 セミナー1日目
・Amsterdam 第5回 言語と文化
・Amsterdam 第6回 マッサージ③
・Amsterdam 第7回 セミナー2日目
・Amsterdam 第8回 Systema friendsとの観光


★:・* SystemaL.A、アカデミー体験記
・LAのアカデミーに行ってきました


★:・* クラスに関するご案内
・クラスについて



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#システマ #福山市 #護身術 #ロシア武術 #健康 #Systema #Система
[ 2018/12/15 23:10 ]

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閑話 болтовня : 危険察知と密室とMoving
Здравствуйте!(ズドラストビィーチェ=こんにちは!)

ちょっと一息。

密室、というとどんなイメージでしょうか。


映画やドラマ、小説では、「施錠等がなされて外から誰も出入りできないようになっている空間」を指しているイメージがあります。
家屋だけでなく、深い谷を挟んだ断崖絶壁の古城、クルーズ船の上、特急列車の中、飛行機の中、バス、エレベーター内など規模も実に様々です。いろいろな事件、天災が起きる昨今ですが、現実に自分が「密室」にいて「危険が迫る状況」を想像することはなかなかないようにも思います。

先日、東海道新幹線内で痛ましい殺傷事件が起きました。
定期的に新幹線を使っている身として、1年前に焼身自殺事件が起きた時点で、「ああ、起きてしまった」と頭を抱えたくなりました。その事件直後に東京から福山へ新幹線で向かったため、現場検証をしているのを東京駅で見かけました。この状況下に新幹線で向かうことは果たして安全なのか、と不安がよぎったのを覚えています。
そして今回、凶器を持ち込んだ無差別殺傷という筆舌しがたい事件。数年前に、北陸の特急で起きた女性車掌への暴行事件など、公にはなっていない事件…電車内で起きる言い合いのような類も含めると、もっと多く起きているのかもしれませんが、利用者としてはどうしたら危険を回避できるのか考えずにはいられません。

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もしその現場に遭遇してしまったら、どうしたらよいのか。


一部報道によると、東海道新幹線は座席の座面のシートが取り外しやすくなっているそうで、今回もそれで身を守るようにと係員が客に手渡した、という事例があるそうです。
日本経済新聞のweb記事(6/13付)※外部サイトへ移動します 


これは知らなかった、と思いましたが…

システマを始めて思うのは、やはり現場での対応方法よりも「その場にいないこと」が一番かなということです。

遭遇したらの話なんだから、その場にいないはないでしょう、というところですが、やはり避けられるに越したことはありません。

これは普通電車の中の話ですが、私は2度、「電車の中でマーライオン」に遭遇したことがあり、これは人生で3本指に入る最悪な出来事でした。
1度目は、システマを始める前、真冬の終電でぎゅうぎゅうぎゅうづめ、扉が開く度にポンと飛び出すほど詰め込まれた電車の中、真後ろからで、避けることもできず、半身とカバンが凄惨な状態になりました。犯人は泥酔した大学生風情で、誰かが糾弾していましたが、タクシー代やクリーニング代も持っていなそうだったため、私はそのまま乗り続けて帰ることを選び、冷たい視線にさらされながら地元駅まで向かいました。別の車両に移ったため余計にそうなったのですが、出来事を知っていたのか、心優しい人がウェットティッシュを差し出してくれたのが今も忘れられません。コートとバッグがダメになり、ポケットに入っていたMP3も使い物にならなくなってしまいました。当時はショックも大きく、ケガはなくとも後味最悪な経験でした。

システマを始める前のことで、かつ終電。お金もなく、嫌な感じがする電車に乗らないという選択肢は、当時の私の中にはありませんでした。むしろ、何が何でもこの電車で帰らなければ、と意地になっていました。

2度目は、システマを始めた後、別の路線でやはり終電に近い時間のことでした。混んでいる車内、同じくらいの身長の若い女性が、立ったまま居眠りをしかけていて、吊り革につかまりながら私の肩にもたれかかるようにこつんとぶつかってきました。自分に似たような雰囲気なので抵抗もなかったのですが、ふと呼吸に違和感を感じ、「混んでいるけれどなんとか離れられないか」と振り向いたところ、ちょうど一歩真後ろとその横の空間が少し空いていたので、移動することに。スッスッと2歩動いた直後、彼女はマーライオンと化し、走行中の車内は騒然としました。足元のショートブーツにピッとはねた汚れに、息をのみました。間一髪…。

都心発で関東近郊へ向かう金曜の終電、または平日のそれに近い時間となると、酔っている人(自分の状況がわからなくなりつつある)が1人もいない車両は皆無では、と思っていましたが、この出来事とシステマのクラスで習ったことを踏まえ、あきらめずに探し続けたことがあります。

探すというのは、単に車両を変え続けることです。
駅で停まる度に乗降を繰り返した結果、6、7両目で、実に静かで1人も泥酔していない車両がありました。乗り込んだ時の雰囲気、空気がまったく他と違い、昼間の車内のようだったのです。ムッとした熱気や自分をコントロールできなくなっている人は1人もいませんでした。

朝の混雑時、乗り換える余裕なんてない時でも、客同士のいざこざがすぐ近くで始まったりします。そんな時に、どんな行動をとればよいのでしょうか。我慢して乗り続けるのか、遅刻覚悟で降りてしまうか。
本当は、「そのリスクのある時間」に乗ることを避けることがベストですが…行動が分かれるところです。

武術仲間にマーライオンの話をした時、「その車両に乗り合わせた時点でアウトでしょ」と言われてしまいました。避けられただけ上出来、と思っていましたが、そういわれればそうですね(笑)


さて、これは普通の電車の話で、今回、新幹線で起きた事の難しさは、「着席型の座席」にあるような気もします。


少し視点がずれているかもしれませんが、新幹線は、乗車券が高額で、ある程度の重量の荷物の持ち込み、さらにはお弁当でも食べようと飲食物も持ち、身心ともに諸々手一杯になって乗車する人が多くみられます。私もそうです。
指定席の時は、自分の席にたどり着くと、無事乗れたことにほっとし、荷物を収納し、座って一息つくことで腰を落ち着けます。自由席で座れたらなおのこと、座れることがありがたく、少しでも混んでいたら気軽に席を変えようとは思いません。定期的に乗務員も巡回しているので、なんとなく監視されているような気がして、危険もそこまで感じません。常に周囲を警戒し続けろといわれても、1時間以上乗車している間、気張っているのは無理というものです。


でも、旅の楽しみ…
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そんな状況でできることといえば、乗ってからまず、周囲の様子をみることでしょうか。

1人で乗る時と、家族や友人、知人などと2人以上の時では状況が違いますが、新幹線が動き出してすぐ、テーブルをセットして飲み物や食べ物、持ち込んだ本を広げると、走行中の車内では「こぼさないように」とか「隣に肘がぶつからないように」などと気を付けているうちに、自分のテリトリーで過ごすことに没頭してしまいます。

が、プロでもない限り、危険察知の判断基準なんてあってないんじゃないかと、正直思います。
仮に基準があっても、必ずしもあてはまらないかもしれません。

今の自分がみて「?」と感じる人はいないか。
もし気になる人がいたら、その対象との距離、位置関係はどうか。
自席から通路までの距離はどうか。

その人および自分の周囲にはどんな人がいて、どんな様子か。

隣の人のトランクが邪魔していざという時出られない、という状況もあるかもしれません。人災でなくても、乗り物に乗っている以上、事故が起きる可能性もあります。私はいけふくと2回、線路故障に遭遇し、深夜まで長時間閉じ込められたことがあります。一度、飲み物をきらしそうになり、車内販売も停止してしまって焦ったことがありました。

停まるはずのない駅で数時間…
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さておき、多くの人が着席と同時に、PCを広げて仕事の処理、飲みたかったビール、食事、家族への到着時刻連絡、気になっていたネットの動画の再生、連結へ移動して電話で商談を始める、友達と席を向い合せに動かして宴会…など、ごくごく一般的な行動にうつります。焼身自殺事件後、着席後に周囲を気にはしますが、異常を感じたことはありません。

でも、もし、「変だな」でなくても、「なんか嫌だな」と思ったら。

自分のいる場所が狭ければ狭いほど。
そしてすぐにそこから遠く離れられない時。

システマでいうなら、「Moving」でしょうか。
動くことをいとわず、荷物を置いたままにして、貴重品だけ持って一時的に席を立ってみてはどうでしょうか。私は一度乗ると、必ず連結から外を眺めたり、お手洗いに行ったりします。そのため、1人の時は通路側の席をとります。
もちろん、連結やお手洗い周辺には大体人がいるので、危険がないかは様子を見ています。

「乗務員へ通報する」というのは、よほどはっきりしていないとしづらいもの。
報道にもありましたが、乗務員は取り押さえのプロでもありません。
しかし、何が起きるかわからない場所に、痩せ我慢してとどまっていることほど危険はありません。

「曖昧な感覚に従って」でも「動く」ことに馴れるのは、なかなか時間がかかりますが、誰の力を借りなくてもできますし、女性1人でも大丈夫です。むしろ気軽に、前向きに動けたら良いですよね。そして、同じようなことを思っている人が、意外と身近にいるかもしれません。

これは何も、特定の場所についてだけではなく、職場や学校、家庭や友人、知人の関係にもいえる気がします…。


「Keep moving」が、その身の安全と、新しい道を切り開くことへの道になるかもしれません。




[ 2018/06/13 11:53 ]

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