いわゆるオールマイティー劇場施設?と呼んでいいのか、「дοм музыки」でバレエ鑑賞。
正式名称は、モスコフスキー・メジュドゥナロドニ・ドム・ムジキ(https://www.mmdm.ru/)。 最寄駅は2号線のパヴェレツカヤ駅。 1日目のセミナー後、家に帰ってからタクシーで移動。家の人に呼んでもらった安全なタクシーだったので安心して移動できた。 金額は30分ほどの移動で410P。ぼったくられることもなく、高いといえば高いけど、良心的な値段だった。こちらでタクシーというと、UBERに登録しているか、とよく聞かれることが多いので信頼が高いのかもしれない。 建物はライトアップされてとても綺麗だった。バレエの舞台とあって、気合を入れたおしゃれな人が多かった。バレリーナを目指しているのか、ポーズをとって記念撮影している子も。 ![]() ![]() ![]() 建物の中にはやはりグリーンコーナーが ![]() 可愛い人形 ![]() 場内の入り口。サーカスは場内の監視や案内は女性の係員が多かったけれど、こちらは若い男性など幅広い年齢層がいた。 ![]() 場内。今回は演奏なしなんだ、と思ったけれど始まったらそれどころではなかった…! ![]() 隣の席の女性からもらった今回の案内チラシ。もう置いてなかったのでとてもありがたかった!プログラムの販売はなかった。 彼女が熱狂的なファンであることは踊りが1つ終わる度にメモをしているところからも伺えた。 ![]() 白鳥の湖など、本当に美しく、自然に涙が出そうになった。 最前列で見れたのは本当によかった。システマをやっている毎日の中で、1名ないしは2名の踊りに集中できたのがまた勉強になった。完璧すぎて始めは普通に見ていたけれど、徐々にゾクゾクしてきて、凄いものを見ていることに気がついた。そもそも、この舞台自体がスター集合の内容なので当たり前といえば当たり前だけど、その中でも特に際立った人たちの踊りは本当に凄かった。 最後にバレリーナ達のエキシビジョンがロックにあわせて繰り広げられ、これがまた最高。ロックなのに普通にクラッシクバレエを踊っててぴったり…どうなってるの! 終焉後、バレリーナ達が記念撮影。係の人にも止められなかったので、記念に。 ![]() こちらの観客は、終わると本当にすぐ帰ってしまう。今回は拍手が止まなかったけど、今のところ、アンコールも特になくあっさりした印象。来週はここでジゼル。楽しみだ。 ●今日のロシア語 Κонцерт(コンツェルト) コンサート、協奏曲 (2017.11.19) |
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日本の友人に薦められ、ロシアの誇る舞台芸術に触れることに。
現地でのチケット入手とかよくわからないし…と目をつぶっていたものの、もう時間がないので猛アタックし、勢いでオペラとバレエのチケットをネットで購入した。 ※お目当ての劇場がわかれば、インターネットがつながれば購入できます(カード決済。直接KACCAに行くのもあり)。 例:Moscow International Performing Arts Center https://www.mmdm.ru/en/content/afisha(大きい劇場だと、ロシア語・英語両方あることが多いらしい) 今日はまずオペラ。 場所はトベルスカヤ、チェーホフスカヤ駅など3つの地下鉄が近い「スタニスラフスキー&ネミーロヴィッチ=ダンチェンコ記念モスクワ音楽劇場(The Stanislavsky and Nemirovich-Danchenko Music Theatre)」。 そもそも、チケットが大分安くて驚いている。前から二列目で、約2000円。こんな安いの?と勢いで別の劇場でバレエのジゼルを予約するも、これも前の方で約3600円。日本でバレエやオペラといったらもう少し高いことを覚悟するし、ステージも荘厳で服装もおしゃれしないといけないのでは…と思ったら今日は「small stage」。一体どんな劇場なんだろう。 今日の作品は、某旅行会社の情報によると、邦訳では「オルフェウスの寓話」と「アリアドネ」。 内容も出演者もよくわからないまま、授業とシステママッサージを終えて急いで向かう。 ![]() ![]() サーカスの時と同じく、クロークにコートなどを預ける。これは冬の厚着が当然な国柄か、劇場とはそういうしきたりなのか、とにもかくにも家の中で過ごすように身軽に舞台を楽しめて本当にいいなあと思った。クロークも広くて、係の女性が沢山いる。小さな図書館にまであるくらいだ。日本ではちょっとした劇場でここまで用意するのは難しそうだ。ここは芸術の街なんだなあとしみじみ(ヨーロッパはもっとすごいのかな)。 ![]() ![]() 今回の小劇場はおそらく正方形。四角の隣り合った二面に観客席、その間にオーケストラがいて生演奏。観客は舞台を見下ろすまたは目の前でみる距離の近さ。観客の雰囲気がとてもよく、週末の金曜の夜、友達同士、夫婦や若いカップル、幅広い年齢でいろんな人がいた。パンフレットを片手に話し込んだりしている様子に、お目当ての舞台を観に来たんだなあと思った。日本の友人の舞台を思い出した。 休憩時間20分。何か食べないと…って高いけど美味しかったサーモンサンド(350P…本当に高っ) ![]() 建物の中は赤と白が基調のシンプルな内装 ![]() 日本でも1976年に公演していた「白鳥の湖」。 いきなり漢字が出てきてびっくりした ![]() 感想は、物語はわからなかったものの、とても面白かった。演出が凝っていて、壁の模様かと思っていた渦巻模様のいくつものリボンが、劇中で出演者達によって一斉にほどかれ、ステージがリボンだらけになったり、さらにそれをまとめて歌い上げる女性歌手の迫力や、天井から吊るされた赤い紐が物語のキーを暗示していて、軽妙に動き、それに小さな帆船を結んで主人公たちの上を旋回させたり…コーラスをあえて劇場外で響かせることで船出の様子を表現したり、とにかく初めてだったので、そういった演出がとても面白かった。カーテンコール中に普通に観客のおばあちゃんが花束を渡しに行っちゃったりもして(笑)とにかく近いので、演者の胸が息も切れんばかりに上下しているのも見えた。観客も小さな声で話したり、ブラボー!!と盛り上がったり、知り合いのステージかと思うような距離の近さだった。あとから旅行会社のサイトでみると、ここはボリショイ劇場より安価でチケットが入手できるので、市民から愛されているとのことだった。 卒のない演技を観ていて、またもやシステマを思い出した。サーカス同様、ちょっとミスかな、と思うことがあっても、全員が滑らかでどこにも緊張の生まれない動きをするので、劇中に小道具を引き揚げていても全く気にならない。チケットの値段で考えてしまったけれど、相当な訓練を積んでいるのだろう。「逃げるな、怯えるな」と今朝のクラスで言われたことを思い出したり、どうしてもシンクロしてしまう(笑)ロシアでシステマや演劇のワークショップに参加し続けたりしたら、なんか人生観が変わりそうな気がする。 モスクワはGoogleMapでみると本当に劇場だらけ。人形劇場もあるしサーカスやコンサートホール、バレエもオペラも開ける規模の所が沢山ある。もちろん興味のあるなしはあるけれど、とにかく安いので機会があったらおすすめ。 作品や規模にこだわりがあったらよく見極めて日本から予約していった方がよいかもしれないけれど、今日の劇場は面白そうなので、またいってみたいなと思った。 ●今日のロシア語 Билет(ビレット) チケット (2017.11.17) |
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