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Amsterdam 第8回 Systema friendsとの観光
セミナー終了の翌日、滞在最終日。

Mikhailを見送った後、トラムで移動し、市街で買い物とオランダ国立美術館へ行きました。
このトラム、大きなサイズで、かつ乗ると立派な受付コーナーがあって係員が座っています。
とても面白い!!
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乗車システムは、日本のバスと似ていて、チケット屋さんで7.5€の1日券を買って、乗車時と降車時にタッチして乗り放題。
公共の乗り物もとにかくデザインやフォルムが素敵で、すっかり憧れの街になりました。
雑貨屋さんもかわいくておしゃれ。Fashionableなお店の傍らにチーズ屋さんやチューリップの球根屋があって、オランダらしさを感じました。
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Trontから来たジェイミーと、見送りに行ったArendとDenisとDam広場で合流。
Koninklijk Paleis(王宮)と、Magna Plaza(元郵便局本局のshopping center)を横目にカフェでお茶をして一息。
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圧巻の国立美術館はレンブラントとフェルメールなど名画の嵐、そしておしゃれな展示室は飽きることなく、素晴らしいの一言でした。
しかし撮影は自由、ガラス等で覆われることもなく、触れられる距離で見ることができます。赤ちゃんも子供も自由には入れて、でも中はとても静かでした。話しながら見ている人もいるのですが、この静けさが素晴らしい、と伝えたところ、Odileが「この建物の影響ではないかしら。使われている建築資材などが影響しているんじゃないかと思うの」とのこと。
そして男子大好きなオランダ海軍の武器コーナー。別に好きじゃない方もいるかもしれませんが、Arend、Denis、Jamieが銃や刀をはじめとする相当数の武器庫で盛り上がっていたのが印象的でした。



歴代の王妃が身に着けたであろうレースや、人形の家、日本の柿右衛門に中国の陶器などもあり、素晴らしい芸術が、オランダにまで到達していたことを知ることができました。



システマ仲間とこういった芸術を鑑賞する場所で一緒に過ごせたことは、本当に一生の思い出になりました。
特に感動したのは、Arendの気配り、たたずまい、歩き方。非常に素晴らしかったです。広大な美術館に散らばっている仲間がバラバラになっても、見所を押さえられるように、気づくとそっとやってきて、「ここもいいんだけど、この先にもっと素晴らしいコーナーがあるんだ」と連れて行ってくれました。「遅いよ」とか「もう閉館だよ」とかせかすことなく、静かにやってきてそっと案内してくれるので、誰一人「まだ見てるのに」などの違和感を感じることはありませんでした。また、芸術に対して皆興味を持って静かに夢中になっていた姿も、本当に印象的でした。
美術館見学後、外が寒かったこと、またこれからMoscowに行った後どうなるんだろうかなど、不安に駆られていると、そっと「Makiko
」と背中に手をあてて、声をかけてくれたArend。そして常にみんなが快適に過ごせているか思いやりながら、いつも笑顔のOdile。
お互いを信頼し、深い愛情を持ちながら、みんなを心からもてなしてくれた二人。

この2人と出会えたことは人生の宝になりました。こんな風に、いつでも前向きに、でも常に楽しく、愛情をもって過ごせる夫婦になれたらいいなあと思いました。

海外のSystema仲間と会場以外でともに過ごしたのは、今回が初めてでしたが、いつでもどこでも大変快適でした。さすがだな、と思う各国のinstractor達の立ち振る舞いとたたずまい。見習うんじゃなくて、自然にそうなりたいものです。

(2017.10.3)


[ 2017/10/05 05:24 ]

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Amsterdam 第7回 セミナー2日目
セミナー2日目。

スタートはTravellerな感じで始まりました。

・リュックまたはバッグを持って匍匐前進、背面前進
・2人一組で、1人がもう1人が背負っているリュックを自然にとる(話しかけたり、気をそらしたりするのもあり)
 肩からずりおろす、など。
・2人一組で、リュックを背負っている一人は、リュックをとられないように自然に歩きながら避ける
・4人一組で、3人が並び、1人は3人に向かって歩く。3人の間を自然にすり抜ける
・4人一組で、3人が並び、1人は3人に向かって、3人が避けたくなるような不快な行動や仕草をしてみる
・3人一組で、2人が1人をプッシュし、1人は2人を交差させたりしてプッシュを避け、二人を動けなくする
・4人一組で、3人が1人を動けないようにはさんだり押したりして、1人はそこから感じて動いて抜け出す(3人はもつれて倒れて終わるイメージ)
・椅子を使ったワーク。2人1組で、1人は椅子に座り、もう1人が向かっていき、座っている方は向かってくる1人を崩す。
and so on.

3人を不快にさせるtrainingでは、DutchとAmericanに「マジで気持ち悪いんだけど」といわせる動きができましたw
190近い背の高い人と組んだリュック争奪ワークは、やはり無理がありました(笑)自分がそんな人を狙うか、といったら狙わないけれど、そういう人が相手でも成り立つように練習しなきゃだなと思いました。
ミカエルの手品のような動きには、世界中のInstructor達も振り回されっぱなし。
Magicって一生できなそうだなと思うけど、Systemaができるようになったら、Magicもできるようになっている気がします。
充実した2日目でした。


[ 2017/10/05 04:42 ]

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Amsterdam 第6回 マッサージ③
2日目の朝。
昨日最高に心地よいマッサージをしてくれたDutchのKeesが、今朝なんとマッサージ用のスティックをプレゼントしてくれました。
「マッサージだけでなくバッグの持ち手にもなるんだ。戦うこともできるよ」とおどけるキース。
コンクリート、と日本語訳したメモまでつけて可愛く包んでプレゼントしてくれました。感動です。
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本当に嬉しくて、さっそく持っていって使いたいというと、「いいね」とMikhail。

その後マッサージ中に、「そこはスティックを使ってやって」と部位によって指示が出たので従っていて思ったのは、やはりスティックは体が分厚い人に向けた道具だな、ということです。
ただし、では薄い人には使えないのかといったら、おそらくそれも違うでしょう。いろいろな使い方ができるんだなあと思いました。

マッサージする時に足や手をどう使うか、そしてスティックをどう使うかは、その時々、人によって調整しますが、それはおそらく誰しも無意識で行っていることではないかと思います。
Mikhailは、表面を流せている感覚はありましたが、スティックを当てて初めて、Mikhailのテンションを感じることができました。
硬い道具を使うことで、ミカエルの体を体験させていただいたことは、本当に沢山の発見がありました。
素人の私に許してくれたことを、深く感謝したいと思います。また機会があればぜひ!!
Mikhail、Kees、タイガーバウンズを教えてくれたArend、本当にありがとうございました。

記念に写真を撮ってもらいました!
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(2017.10.1)



[ 2017/10/02 09:43 ]

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Amsterdam 第5回 言語と文化
Amsterdamセミナー2日目が終わりました。

非常に素晴らしい2日間に加えて、ミカエル一行と常に共に行動させていただき、人生でこれまでにない鮮やかな体験をすることができました。

ホストのオランダ語、ミカエル達のロシア語、それを通訳するDenisのItaly、フランスから2年おきにコンスタンチンのオーガナイザーをしているという2人のguests、メキシコから参加しているinstructorに5月にブラッドを迎えるホスト国のGermany、USA、Canada、Romania、Spain、Belgiumなど数えきれないほど沢山の仲間と言語、文化に出会ったことです。
Breakfast、Lunch、Dinner、観光と常に五か国以上の仲間がtableに集いました。

その共通語は、English。
「私は英語が話せません」という前提で英文を用意していましたが、日本語を話せるオランダの方に出会えるまで、手段は英語しかありません。わかろうがわからなかろうが、Englishオンリー。シャワーどころかミストサウナ状態。本当に簡単な、答えやすいことを聞いてくれているだけなのに、わからない上に答えることができないもどかしさ。時間を決めて一緒に移動したりするには最悪の状況でした。

しかしこの「まったく英語がわからない」危険な状態がトラウマに昇華しなかったのは、一重に、今回のオーガナイザーであるArendとOdile夫妻と通訳のDenisが一生懸命理解しようとしてくれて、常に場を快適を保ってくれたからです。他の仲間もそうでしたが、オランダ語でうっかり会話してしまうと、Odileは問題ないのに、必ず「ごめんなさいね」と謝ってくれました。反対に自分が日本語が堪能なDutchのJonghと話し込んでしまうと、壁ができたように、Odileや皆が遠くなってしまったように感じました。今Moscowにいて思いますが、郷に入りては郷に従え。それが礼儀だなと実感しました。

セミナーで出会った仲間達、ベルギー、ドイツ、メキシコ、アメリカから!
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Arend夫妻の周りにはSystema Amstrdam、アラカマなどのメンバーをはじめ、常に明るく朗らかな人たちが集まり、接する店員さんもタクシー運転手も皆笑顔でとてもフレンドリー。皆が、簡単な言葉しかわからないのにつたない質問にいろいろ応えてくれました。
オランダ(に集まったヨーロッパの人々含め)ってなんていい国なんだろうと思いました。

Amsterdamの仲間達、アレン、パトリック、カックヤン
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ガイドブックには「お店に入ったらハローでもいいから挨拶しましょう」と書いてありますが、挨拶しなければならないではなく、向こうが笑顔で迎えてくれるので応えましょう、という理解が正しいのではと思うほど。

英語が話せる人たちが集まると、各国の言語について「発音が難しい」(オランダ・ドイツ)とか「センテンスが長い」(仏)とかいろいろ盛り上がって非常に面白かったです。話せるからこその会話ですが、皆、最低3か国語は話せました。オランダ人がなぜ英語を話せるかというと、テレビの影響だと思うよ、とのこと。その他は出身や何らかの事情で一言語以上マスターしているという感じです。
日本語は、「アー、ソウデスカー」がArendとDenisがはまっていて、しかも上手で驚きました!
また、多くの国の人たちが日本語を少し話せたことも驚きましたが、その理由は空手や合気道など、武術の普及でした。
システマやってるけど数もかぞえられないと思ったらカウントは不要でした…。

オランダのダニエル、Moscowでまた会おうと約束したモスクワのインストラクター
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文化の違いにも花が咲きました。
教育の違いで、オランダは受験対策以外は塾がなく、大学の学費も安いそうです。
フランスでは朝食にパンを紅茶やコーヒーにつけて食べるという食べ方があるとフランスの方が話したところ、オランダの方が「絶対無理それ」とかなり否定していました(笑)オランダもフランスも、海が近くて魚も食べるけど、やはり肉文化かな、とか。オランダは10以上の州でTHE Netherlandsを形成していますが、日本のstandardと大阪弁、津軽弁、アイヌや沖縄に独特な言語があるのと同じように、まったく言語がわからない州がある、とOdileが話していました。

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なんて面白いことでしょう。
そして己の国のトークをしようとすると、いろいろ客観的に出てくるものです。小さな島国だけど、季節があってこんなにも文化が違うということ。オランダと日本は鎖国時代もつながりがありました。そういった歴史も説明できるようになっておくべきだったとか、欲は尽きません。

しかし、言葉も文化も関係なく、結局男子は下ネタが好きで、女子は男子を叱ったりして(笑)
どこの国も、お酒が入って楽しく過ごす様子は変わりません。
そして、ヨーロッパは良い人がいっぱいだったと思いつつ、やはりそこは、個人の在り方なんだろうなと、5日間過ごして心から思いました。出会いに恵まれる運を持っていることは自認していますが、ここまでとは…!!ただただ中学英語(しかも誤っている)を組み合わせて「日本からきた。この後モスクワへ行く」と繰り返しただけでしたが、沢山のSNS友達もできました。一人でLunchをしていて拙い英語で話しかけても、皆笑顔で、中国や日本に行った体験を面白おかしく聞かせてくれたりしました。
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仕事を辞めてでも飛び出して、本当に良かったです。
アメイジングな体験をすることを許してくれた夫に、心から感謝です。

(2017.10.1)


[ 2017/10/01 15:46 ]

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Amsterdam 第4回 セミナー1日目
セミナー1日目。

目をつぶって歩くワークをやりましたが、足音が静かで、特に突っ込んでくる人にも遭遇しませんでした。
非常にカームなスタートになりました。
海の中で、鰯の群れが横を泳いでいて、時々その中に入ってしまい、カツオに追突されないかドキドキする、といった具合でしたが、人間には自然のGPSがついているんだな、とつくづく実感しました。
仮に目を閉じたら耳が聞こえなくても、何かしらの感覚が呼び覚まされ、歩けることでしょう。

そのあとは、「自分が快適な位置にいること」を二人組、グループ、椅子に座ってやりました。
北米出身のオランダ在住の方が、ハードなワークだからやめなさいって妻に言われたけど、やればよかった…と残念そうでした。
スパニッシュのロンドン在住の方も、とてもうまく教えてくれました。「背中をまっすぐして」と180近くあったであろう彼女が教えてくれました。
Moscowのインストラクターが、「WAIT,WAITE…」と待て、待て、今だ!遅い…と非常に素晴らしい指導をしてくださいました。
また、「トレーニングしようと思わないで。レセプションだから」とも。確かに、名言でした。

ほっとするのは、誰もが「FORCE」ではない、「あなたの力だ」と明言していること。
元ラガーマンのフランス人のおじいさんもそういっていました!
多少硬いとかはあっても、皆さんいっていることが一貫しています。

素晴らしいセミナー、二日目の今日が楽しみです!
では朝食にいってきます。



[ 2017/10/01 15:45 ]

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