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Moscow 第6回 ザイコクラス(3)
今朝のザイコクラス。

Amsterdamのパトリックのところでシステマをやっているという長身の男性が参加。ミカエルセミナーに出たよ、といっていた。とても懐かしく、とても嬉しかった!
スティックを使ったウォーミングアップで、つま先蹴りでいろいろ修正を受けたものの、動きがいい、とほめていただいた。

ザイコ「何したい?」
男性「ナイフワークを」
ザイコ「なんで?」
男性「怖いからです」
ザイコ「何が?」
男性「痛みが怖いんです」
ザイコ「何か怖いもの~、怖いもの~♪」と外へ探しにいき、シャーシュカをもって戻ってくる。

彼のリクエストにより、鉛筆の芯を指に押し付けられて超痛みを感じてからの、全身に散らす感覚を覚えてからシャーシュカへ。
目の前に突き付けられ振り回されるシャーシュカに緊張すると「いつも通りに」とザイコ。
しかしまた、これでもかというほどカームでうまい人が登場し、練習相手になってくださる。もの凄いレベルの高さ。
参加者は皆穏やかで、ゆっくり動くことと笑顔を忘れない。
相手のミスも自分のミスも、武士のごとく、心穏やかなまま受け入れ、次に進む。動じない。すごい。

●内容は概ね次のとおり。
・スティックをもって床に座り、お尻歩きで前進(足が体を引っ張る。体が進むのではない。足をパタパタさせない)
・同上、後進
・仰向けになり、万歳の姿勢で床から5センチほどの高さにスティックを浮かせ、背面前進(リラックスして。スティックに引っ張られる)
・うつ伏せになり、スティックを頭~背中に乗せて匍匐前進(スティックが導いてくれる。自分が進むのではない。)
・仰向けになり、同じくスティックを体の真ん中に乗せて前進
・痛みと恐怖は一体化している…ということを鉛筆を指先に押し付けて確認。ただ痛がるのと、全身で受ける感覚を感じるのと。
・シャーシュカを目の間近、鼻先に突き付けられても平静に
・2人組で、一人がシャーシュカで相手を切りに行き、一人はそれをよけ、取り上げてテイクダウンなど
 (真剣に斬りにいくこと。それは「やる真似」ではない。そこにテンションは必要ない)

ブンブンシャーシュカを振りまわすザイコに、ひきつっているオランダの人の恐怖が伝わってきて、こちらまで顔がこわばってしまった。

頭や体が動かすのではなく、導かれる動き。中からあふれる動き。
ずっと同じコンディション、状態で動くこと。エモーショナルに振り回されないこと。
どのクラスに出てもずっといわれていること。
(2017.10.5)

[ 2017/10/05 23:57 ]

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