今夜のザイコクラス。
始めは2人。 途中でセルゲイ・オジョレリフがやってきてザイコフスキーとスパーを始めるなど本部ならではの雰囲気にドキドキしつつ第1回でもご一緒させていただいた達磨氏とともに練習。
●概ね次のとおり。 ・アップワークなし ・2人組で、1人がスティックで相手へアタック(片手持ちでも両手持ちでも可)し、1人はそれを避ける ・同上、スティックを取り上げる ・同上、スティックを取り上げてテイクダウン ・ナイフの取り合いっこ
ザイコフスキーに完全にキャッチされてしまい、動けず。
ザイコ「その状態は危ないんだよ。外して」
達磨氏と練習するようにいわれて始めようとすると、
ザイコ「なんで待つんだ、動け。壊せ。(You should moving,Break!!)」
コネクトの壊し方…つながってる線をバラバラにするような…最大限にカームな状態になること、か。 ザイコフスキーはいともたやすくスティックの先から逸れてテイクしにくる。 そこには、彼の中には何もない。 でも「empty」ではない。常に「Full」。ザイコフスキーのFullが飛んでくるのはマジ怖い。 emptyになっているとすぐ動きがバラバラになるからわかる。 子どもがばらばらおはじきを数えているような感じだ。
ザイコ「パタパタ歩くな、そんな風に動くな。君はこうやってるんだよ…(驚いた顔をしてスティックの前をカクカクうろうろする)わかったか?」
その真似をみると、身体はばらばら、動きが細部にわたるまでまとまっていない。 前から夫に言われているけど、足と呼吸が、それ以外も全部ばらばらなのがわかる。さらに表情という重いテンションを顔に乗せているのだから困ったものだ…。 Arendが歩く後姿を思い出す。あの静かなひたひた歩く足の運び。
ザイコ「(頭の中が)小さくなってる。大きくなれ、あなたは大きいんだ。小さいと難しいんだよ(You became big,small is difficult.)」
首から上、首顔周り大きくなった途端、相手のスティックの動きをとらえられるようになる。小さいと難しいんだよ、の意味がよくわかる。 ナイフ遊びでは、軽く握って指の中で動かしていくけど「手だけでなく全身で」。 ザイコフスキーの核を突いては示す「当たり前の姿」が、近いような遠いような…
クラスが終わる頃になって、3人ほどバラバラやってきた。 ザイコフスキーはもうおらず、各々勝手にワークを始めるが、太っちょのおじさんが達磨氏に指導を始める。もう21時を過ぎてるっていうのに、そこから始まる人が3人も(笑) ナイフのよけ方指導など、大サーシャ風かな…と思ったけど、とてもカームなおじさんがまた一人登場。 どれだけ奥が深いんだMoscow…と再び実感した夜クラスのアフターでした。
明日はいよいよアルチョームクラス!! (2017.10.5)
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