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Moscow 第11回 レフクラス(1)
土曜朝10時。

初のレフさんクラスに向かったところ、レフさんはまだおらず、電気もまだつかないまま、7~8人が集まっていた。
いつものように、各々、アップしている。
しばらくするとどこからか低い男性の声が響いてきて、皆が歩きで周回を始めた。

声の指示を聞いているようだけど、声の主は姿が見えない。

真似して歩き始めたところ、道場の真ん中にあるコの字型のくぼみのマットレスとクマの毛皮の上に、頭までダウンを被った大きなひげの男性が横たわっていた。ぼんやりしているようにも見えるし、目が光っているようにも見える。
(レフさんのクラスじゃなかったんだ…)
声の感じからすると少し怖そう。しかも熊の毛皮の上に寝っ転がってダウンにくるまって指示を出している。
その様子が怖い(勝手なイメージ)。今日のクラスはもしや…目のこともあって勝手にザワザワしながら、2種類くらい終わったところで、声の主が姿を現した。

レフさんだった。

ひげは伸びていたものの、ダウンを脱いだその他の雰囲気は変わらず。
最後に体感した内側がおかしくなりそうなソフトさは、まるで天使が羽ばたくような…ビーナス誕生の瞬間が頭の中に広がるほど素晴らしいものだった。こんなにソフトじゃ、もうどうしようもない。

●内容は概ね次のとおり。
・テーマは一貫して「WAVE」。
・匍匐前進、またその逆(身体の側面を使っての前進方法を学ぶ)
・プッシュアップ、スクワット、レッグレイズ、いずれも「波」のように動きが生まれる、と説明
 (プッシュアップは足から、スクワットは髪の毛をたてて「ぱつん」と切れたら人形のようにしゃがむ、立ち上がる時は髪を引っ張られるように上に伸びる。レッグレイズは足が向こう側に飛んでいく感じ)
・2人組で、小さなボールを使い、一人が持って、一人がそれを足から体重を手までもっていってバチンと落とす
 (手の力でなく、体重を使う。身体を曲げないように)
・2人組で、1人は壁際に立ち、歩いて寄りかかってくる人をテイクダウンする(同じく体重を使う)
・2人組で、今度は壁から離れて、歩いてくる人を同じようにテイクダウンする
・4人組くらいで、1人が歩いてくる人を次々とテイクダウンする

*マッサージのため途中で退出

レフ「(相手を自分の体重でテイクダウンする時に)誰かにリンゴをプレゼントする時、こんな風に(体を折り曲げて)しないだろ?まっすぐ普通に渡すだろう。それと一緒さ。PUSHじゃないよ、ソフトだよ」
   「大きなリンゴを相手にプレゼントするイメージだ」


参加者は皆さん穏やかで、クラスの雰囲気は最高によかった(悪いクラスなんてないけれど)。
力は元々入りっぱなしだけど、自分より身長が低い人がいないこともあってか、どうしても肩の余計な力が入ってしまう。
相手によりかかってはいけないって日本でもよくいわれていた癖が、ロシアでもまったく変わらず。

レフ「(体重が)君は50キロぐらいだろ?それだけあれば十分さ」と笑顔。

「WAVE」の原則を使って自分の体重でボールを落とし、自分の体重で相手をテイクするという説明だったので、気づいたのか、レフは笑顔で私を使ってやって見せてくれた。大きい人たちがみんな次々倒れていく。本当にソフトにしかタッチしてないのに!やらせでもなんでもない。

最後に、レフによりかかり、プッシュし返してもらうワークをやってほしいとお願いしたところ、あまりにソフト過ぎて内側がおかしくなりそうになった。ソフト過ぎる。本当に天使が見えた(心が疲れていたのか)。初めてお母さんにだっこしてもらった時より柔らかいかもしれない。どうしてこんなに柔らかくなるのか…。
月曜から毎日やってきたけど、また新感覚。感動した。

終了後、アレクセイのマッサージを受けた。
久しぶりのブルブルマッサージ機にクラクラしたけど、激しすぎない必要なだけのマッサージにテンションフリーに。
レフの後の大サーシャクラスは、アレクセイの助言もあって部屋に戻り、昼を食べて眠ってしまった。
次は、16時からのキッズクラス。

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[ 2017/10/08 03:40 ]

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